重心と荷重の違い

マサゴ整骨院刊 健康小事典の記事より

患者さんと治療師、選手の方とスポーツトレーナーとの会話のシチュエーションで、
「重心」という言葉を使われる事が、結構あるのではないかと思います。

ところが、この重心を語る時、「重心」と「荷重」が混同されている
事が少なくないのでは?

「重心側」とは、体を左右に移動した時の 
自分の正中(おへそを通る縦のライン)がくる位置です。

重心側に自分の正中がくると、体は安定します。したがって、重心側へ
移動しやすくなります。

人は、右に重心移動し易い〔右重心タイプ〕と、左に重心移動し易い〔左重心タイプ〕
に分けられます。

重心が荷重と違うところは、重心移動の動き(重心を安定させる動き)には、
捻じれが伴うことです。

したがって、
重心は、すねや前腕、骨盤の捻じれ方向により、重心の掛け易い側が決まります。

「荷重側」とは、片脚に体重を掛け易い側で、日本人の場合、99%が
左に荷重を掛け易くなっています。
荷重は、腸骨の後傾側に荷重を掛け易くなり、軸足側がこれに該当する事が
多いです。

このように、荷重の動きには、捻じれは伴わず、前後左右の動きになります。

さて、自分の重心の掛かり方を知る場合、体重の掛かり具合で判断すると、
荷重側を重心側と誤って判定してしまう事になる恐れがあります。

それでは、自分が右重心タイプか左重心タイプかを判定するのには、
どうしたらよいのでしょうか?

それは、生活の中で、どちらの脚を上に組むか、横座りでどちら側に崩し易いか
どちら側の肩にカバンを掛ける事が多い?どちらの手で頬杖をつく?等の
動きや姿勢の癖に、重心のタイプがハッキリ表れる事が多いのです。

私の第2作目の本「痛みもコリも一瞬でとれる筋ツイスト」では、先ず、
生活の中でとっている動きや姿勢の癖から、重心のタイプを判定する方法を
公開しました。

重心の掛かり方により、やりやすい動きや取りにくい姿勢が決まってきます。
そして、骨格や筋肉の捻じれる方向や傾き方が変わってきます。

重心を片使いしすぎると、重心が真ん中から左右に大きく偏り、
骨格や筋肉の捻じれや傾きが。許容範囲を超えて歪みになってしまいます。

今回出版しました「痛みもコリも一瞬でとれる筋ツイスト」において、
筋肉を捻じってからパッと放す事で、重心を真ん中に近付ける方法を
写真やイラストをたくさん使って 紹介しています。

ぜひ、ご一読の上、ご自身やご家族の健康管理にお役立て下さい。